この問題で最初に分けたいのは、会場にいる人が全員同じ立場なのかという点です。「拍手をしなかった」と「最も感謝された」を別々の事実として扱うと、感謝の理由を演奏後の反応だけに限定せずに考えられます。
「観客」を一種類だと思わない
拍手をしない人を、演奏に無関心な観客だと決めると矛盾は解けません。会場には、聴く人だけでなく演奏や進行を支える人もいます。まずは彼女の立場と、演奏中に続けていた行動を切り分けます。
三つの質問で役割を絞る
答えを直接言い当てるより、立場、役割、身体の使い方の順に確認すると、余計な候補を増やさずに進められます。
- 彼女は一般の観客と同じ立場でしたか?
- 演奏中、彼女は誰かのために役割を果たしていましたか?
- 彼女が拍手をしなかったことには、両手の使い方が関係しますか?
二つの文を別々に検査する
- 感謝の理由が、演奏後ではなく演奏中の行動にある可能性を残す。
- 会場にいる人を、観客と運営を支える人に分けて考える。
- 拍手をしないことを『何もしない』ではなく『別の動作を続ける』と言い換える。
掲載時に重視した点
専門知識を知らなくても、人物の立場を問い直す質問だけで前進できます。問題文にある二つの事実を消さず、同じ場面の中で両立させられるため、水平思考の入口として掲載しています。